ENTERTAINMENT / 2019.12.10
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【働く女は輝いてる】この秋オススメの小説!

こんにちは!澄洋です。あっという間に秋の季節が訪れました。
秋と言ったら読書の秋!そんな私がオススメしたい、特に「働く女性」に!!!
それが、この本「コスメティック」(著:林真理子)
本の魅力をたっぷり紹介していきます。
レッツゴー!
<あらすじ>
30歳になった沙美。彼女は広告代理店のAE(アカウント・エグゼクティブ)をしている。
長期休みを貰い、パリに来た。
日本を離れ、ふと思ったのが「私はもう一回はい上がることができるんだろうか」
そこで出会った化粧品会社に勤める男性に「うちのPR担当にこないか」と誘われ、働く女性としての沙美の闘いが始まる…。
「仕事も恋でも百パーセント幸福になってみせる!」
年齢のせいにせず、ガムシャラに貪欲に生きる沙美の行動に心を打たれる作品。
見どころ①「女性だって強く生きられる!」
私が1番この小説で心を打たれたのが、「女がキャリアウーマンだっていいじゃないか」な沙美の生き方。
女性に生まれたからには、結婚や妊娠、それに伴い育児などたくさんの分岐点がある。
親族や周りの人に「いつ結婚するの?」「バリバリ仕事をするのは男性だけでいい」など言われて悩むこともあると思います。
でも……女性がバリバリ働いたっていいじゃないか!!!
そう思っていた働く女性の想いを、行動で代弁してくれるこの小説。
そして仕事だけでなく恋愛まで貪欲に獲得してしまう沙美。
ここで一言。かっけぇ〜〜〜(泣)!
これからの日本社会において、女性に一度は読んで欲しいと思った理由のひとつが、この貪欲さ。
もう一度言いますが、かっこいいです。
見どころ②「恋とは結局なんのためにあるのか」を実感する
この作品では、恋模様も描かれています。
何年も付き合って婚約をした恋人、化粧品会社のAE、接待で知り合った装丁家…。
なんのために私は彼と付き合ったのか、婚約が全てなのか、恋に我慢は必要か…。
人ではなく「仕事と寝れる女」と言ってしまう沙美。
目まぐるしく変わる恋愛模様に読んでいる私までドキドキしてしまう。
ここで注目なのが、30代だからこその落ち着いた恋愛に見えるところです。
10代や20代のように、手を繋ぐだけでも幸せ…といった淡い青春とは違うところ。
バーの暗がりで見る彼の顔の憂いさ、結婚を考えピリピリしてしまう気持ち、これが大人の恋愛か…と、読者の女性に「いつまでも恋愛していいよ」と行動で投げかけてくれているかのような沙美の言動に胸を打たれます。
本の世界くらい、夢見てもいいよね?
そんな女性のメルヘンな気持ちをかき立たせてくれる作品。
まとめ
30代になったからこそ、周りを見つつ、前よりも少し器用に動けるようになった沙美の姿をみると、周りの世界が少し明るく違って見えます。
私なんか…という気持ちをなくしてくれる「コスメティック」
ぜひこの読書の秋に一読してみてください。
それでは、また!澄洋でした〜︎!
澄洋リナ(すみりな)

フリータレント
弾き語ったり、喋ったり。
Twitter&Instagram:@rina_marucon
愛称:リナリーナ
特技:ギター、ピアノ
趣味:スケボー
好きな事:興味のあることを隅々まで調べる
経歴:ミスiD2015ファイナリスト、準ミスいちご、舞台ぴんすぽ!大沢木志穂役