ANIME / 2019.12.25
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これが少女漫画!?話題の「さよならミニスカート」

どうも、ラストクエスチョンの御坂しのぐです。
私は普段アイドルとして活動する中で、幸いにも身の危険を感じるほどの事態に遭遇した事がなく、とても楽しく過ごせていますが…。
もし、ある日突然目の前の人間が敵になった時…一体自分ならどうなってしまうのか?
そんなことを考えさせられた話題の作品を今回はご紹介します。
その日、彼女は「女の子」をやめた。

今回ご紹介するのは、「さよならミニスカート」(著:牧野あおい)です。
<あらすじ>
この漫画に無関心な女子はいても、無関係な女子はいない。その日、彼女は「女の子」をやめた――。
女子で唯一、スラックスで通学する仁那(にな)が抱える秘密とは。衝撃のドラマが幕を開ける。
「女(男)だからしょうがない…」

こちらの作品は少女漫画として「りぼん」で掲載されていますが、異色な内容が話題になり、とても注目度の高い作品になっています!
スラックスにショートカットで一匹狼…外見こそ男の子っぽい仁那には、隠している秘密がありました。
それは「元人気アイドル」だったこと。
そして、引退のきっかけになった「握手会での傷害事件」の被害者でもあり、男性への恐怖心を持っていること。
現在2巻まで発刊中の本作品ですが、1巻は主に仁那の「女として生まれた」ことによる理不尽な出来事や、それに耐え忍び怯える女の子のリアルな様子が描かれています。
そして2巻は主に、妹を守れなかった自分を責め、「男だから」と仁那に怖がられ悩む同級生・光(ひかる)の様子が描かれています。
「少女漫画」というイメージで読み始めるとすぐに裏切られますよ!
サスペンスな要素と葛藤がリアルに描かれていて、心をグッと掴まれる少しヘビーな作品になっています。
「アイドルの私」も救ってくれた作品。

余談ですが…
仁那の「女」である葛藤と恐怖心、そしてアイドルの過去を否定し始めていた気持ちは、アイドルをやっている私には痛いほど分かって、途中読んでいて苦しくなったりもして…。
でも、仁那が在籍していたアイドルグループ「ピュアクラブ」のファンでもある光の妹が作中で、傷付いた時「アイドルに励まされた」といい、「アイドルは女の子の自分を許してくれるんだ」と言っていたという言葉に、仁那と共に衝撃を受け、私も救われた気持ちになりました。
そんな風に誰かの心を軽く出来ていたらいいな…そんな存在になれるアイドルになれる様がんばろう…そう思える印象的な場面でした。
現在「さよならミニスカート」は休載中とのことで、続きが気になる…!
今のうちにぜひ2巻までお手に取ってみませんか?
少女漫画と侮るなかれ。老若男女関係なく、沢山の人に読んでみてもらいたい作品になっています!オススメです!