SPORTS / 2019.12.28
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「血の繋がり」を大きく感じた、2019年の競馬界

こんにちは!
馬事文化応援アイドル 桜花のキセキ・一瀬恵菜です。
2019年最後の記事となりました。
今年の競馬界を、私の思い出と共に振り返らせていただきます!
個人的により一層「血の繋がり」を意識する2019年となりました。
多くの名馬との別れ。そして、受け継がれる血脈

小さい頃、自分の競馬史を熱くリアルタイムで築いた、ウオッカ、ディープインパクト、キングカメハメハ…名馬たちの死と向き合わなければならない一年でした。
きっと皆さん、それぞれ思い出あるお馬さんとの別れもあったかと思います。
信じられない気持ちが長く続く中、ディープインパクトの亡くなった週の週末から、私は北海道へ行く予定がありました。
ノーザンホースパークに到着して母ウインドインハーヘアを見学させて頂いた時には、色々な方から感謝の言葉をかけられていたのでしょうか、寂しそうに見えた彼女の姿が忘れられません。
当歳のディープインパクトとウインドインハーヘアの写真が飾られていましたが、この素晴らしい血脈を受け継ぎ、今日本の競馬界で多くの産駒が奮闘していると思うと、どんなレースもより深く考えるようになりました。
父の分まで。奮闘するディープインパクト産駒馬たち

そして秋。
ディープインパクト産駒のワールドプレミアが武豊騎手を背に菊花賞を制しました。
武豊騎手も菊花賞を制したのは、ディープインパクトが無敗でクラシック牡馬3冠を達成した時以来です。
14年の時を経てディープインパクトの残した産駒で、当時コンビを組んでいた武豊騎手が跨り勝利するというのは、繋がりを感じる一戦でした。
まだホープフルSが残っていますが、G1に限るとディープインパクト産駒ではアルアインが2017年皐月賞ぶりに大阪杯で復活V。
桜花賞をグランアレグリアが制し、天皇賞春ではフィエールマン、ラヴズオンリーユーがオークス、ロジャーバローズが日本ダービー制覇と、彼の凄さを感じさせます。
ワールドプレミアも初の古馬との対戦となった有馬記念で3着に入り、グランアレグリアも阪神カップでパワーアップした強い競馬を見せて1着。
これからも残された彼の産駒をしっかり見つめていきたいと思いました。
キングカメハメハの血を引く孫世代も大活躍

血の繋がりというと、キングカメハメハの血を引くロードカナロア産駒は今年も大活躍でした。
アーモンドアイはドバイターフ、天皇賞秋を制しました。
天皇賞秋では内を突いて突き抜け、こんなに強いのかと思わせた一戦。
サートゥルナーリアも皐月賞を制し、成長力を見せて有馬記念では2着。
どんな成長曲線を描いていくのか注目が高まります。
同じくキングカメハメハの血を引く、ルーラーシップ産駒のメールドグラースは飛躍の1年となり、駆け上がるようにコーフィールドカップを制し、世界で戦える一頭へ大きな成長を描きました。
キセキも凱旋門賞にチャレンジし、海外での活躍も目立った今年は日本馬の飛躍をさらに感じる1年となりました。
ウインブライト、アドマイヤマーズ、リスグラシュー、グローリーヴェイズなど素晴らしい勝利でしたね。
新種牡馬の産駒も次々とデビューし、来年もどのようなドラマが生まれるのかとても楽しみですね。
残された血は、来年の物語へと続く…
『血は繋がっていく』
産駒の活躍を見つめることで寂しさも期待に変わり、楽しみへと変わりました。
大好きだった名馬の血が歴史を築き、ターフを駆け抜けています。
来年もまたそのような物語に期待して…。
私も、桜花のキセキとしての活動を、頑張りたいと思います!
来年は、そんな「血統」をテーマにした動画も配信予定ですのでお楽しみに!
7月からスタートさせて頂いた、SCRAMBLEさんの記事を読んで下さった皆様、ありがとうございました。
来年もまた、読んで頂けたら嬉しいです。
それでは皆様、よいお年を!
