ENTERTAINMENT / 2020.03.07
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もう観た?アカデミー4冠「パラサイト 半地下の家族」

皆さん、こんにちは。
舞台「ニンギョヒメ」間も無く開幕!な、森岡悠です。
主にグルメやエンタメコーナーでコラムを書かせて頂いています。
今回ご紹介するのは、最近アカデミー賞で4冠を獲得した映画「パラサイト 半地下の家族」です!
私も観てきました!
周りから勧められ、私も観てきました。
喉の奥に鉛が詰まって飲み込めない息苦しさと、だけど頭の中がやけにクリアで俯瞰的…そんな感覚に陥った映画でした。
<あらすじ>
半地下住宅に住む全員失業中の4人家族が、友人から家庭教師の誘いを受けた長男をきっかけに、次女、父、母…とそれぞれが手に職をつけていきます。
この4人家族は、どういった方法で仕事を手にしたのか…。
ホラー映画ではないけど、そんな気分になるのもわかる

事前知識を全く入れずに観に行ったのですが、一つ前の時間帯を観ていた女子高生たちが帰り際に「こんなホラー映画初めて観た〜」と呟いていて「え!!ホラーなの!?!?」と観る前からヒヤヒヤしました(笑)
観た感想としては、ホラー映画では無かったです。
お化けなどは出てきません。
ですが、女子高生たちがホラー映画だと言っていた気持ちも良く分かりました。
人間が普段は内に秘めているドロリとした感情が、シーンを通してゴボゴボと溢れてくるからです。
もう一度観たい!と思う映画でした

半地下住宅というのが韓国にある事も、今回の映画を通して初めて知りました。
誰が悪というわけではなく、自分を取り囲む環境が自分自身を構築していって、知らぬ間に心が浸食されているのかもしれないな…と、この映画を観て私は感じました。
終盤のシーンは目を背けたくなるような凄まじさで、全身にギュッと力が入った状態で帰路はカラダがグッタリしていたのですが、少し時間が経つともう一度観たい!と思ってしまう映画でした。
理想と現実、環境や価値観の違い、窮地に陥った人間の恐ろしさと凄まじさ…。
観終わった後は、静かな部屋でベッドに座ってジワリジワリと考えたくなりました!
みなさんもぜひチェックを!