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GO OUT  /  2020.08.21

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夏の大定番!那珂川の「鮎」を友釣りで狙う!

こんにちは!おかまりこと、岡田万里奈です。

今回は夏の定番魚、鮎釣りを紹介します。
場所は、栃木県の那珂川。

旬の鮎を、友釣りで狙ってきました。

友釣りとは?

さて、まずは『友釣り』とはなんぞや?という方のために、ざっくりご紹介。

鮎は縄張り意識がとても強い魚で、自分のスペースに他の鮎が入ってくると、攻撃する習性があります。
その習性を利用したのが、この友釣り。

その名のごとく、お友達の鮎に針をつけて、その鮎をパーソナルスペースへ送りこみます。
するとそこにいた鮎が、ドンっと攻撃してきて、針に引っかかるという仕組み。

餌はつけず、鮎で鮎を釣る、他に類を見ない特殊な釣りです。

狙う石はこんなの

この石、よくみてください。

何かが通ったあとみたいなのが、たくさんありますよね!
これが、鮎が「こけ」を食んだ跡なんです!

鮎は、基本的に岩についたこけを食べています。

なので、こけの付いている岩に鮎あり!ということで、水面からみて黒く見える岩を狙っていくのがポイントです。

那珂川

本当に日本じゃないみたいな綺麗な景色。
これが、今回訪れた那珂川です。

水深が浅いところも深いところもたくさんありましたが、全部に鮎がキラキラしてましたよ!
でも少し深いところの方が、大きいのが釣れるのかな…?って印象でした!

初心者の方や数を釣りたいなら、浅いところで十分かもしれません◎

釣り開始

いよいよ釣り開始です!

鮎用の竿は、なんと全長9m!
わたしが今まで経験してきた釣りの中では、一番長い竿です。

たまに電線などが頭上に通っている川もありますが、そういうときは要注意!
竿先が電線につくと、感電しちゃいます…!(泣)

釣り方としては、鮎を竿で誘導しながら、他の鮎のスペースにもっていくのですが、これがまた難しい…!

普段は意思のないルアーや、エサを動かしているだけなので、自由自在!って感じですが、生きている鮎をつけるとそうはいかないです。

こっちにきて欲しいのに、あっちにいっちゃう…!なんてことばっかり。無理やりやっても不自然で掛からないし、これには苦戦しました…。

アドバイスとしては、鮎はあまのじゃくなので、行かせたい方向と反対に引っ張るといいらしいです。

プロクラスになってくると、鮎と自分との性格の相性を感じたりするんだそうです…。
魚との性格の不一致。ふ、深い!!

なんだかんだ、釣れた(笑)

ちがうちがう!とだいぶ苦戦しておりましたが、4時間くらいやって、なんとか1匹ゲット。

わたしが釣りをした那珂川のポイントの本シーズンはこれかららしく、適切な時期やポイントにいけば、もっともっと釣れるとのことでした。

鮎は、釣れたら一気に下流へ走っていきます。

この長い竿に大きな鮎が2匹も付いてたら、リアルにお米くらい重い!
川の流れの中でふんばりながら持ち上げるのは、なかなか大変でした。

これからデカくなる

さて、今回紹介した那珂川の鮎釣り。
数釣りは真夏が中心となりますが、これから終盤にかけて、大きい鮎が狙えるんだそうです。

わたしは今回3匹しか釣れませんでしたが、絶景の中での釣りは、本当に思い出に残りました。
足場が安全なところもあって、大人も子どもも遊べる釣り場なので、夏休みの思い出にぜひ鮎釣りをおすすめしたいです!

あ、行くときは遊漁券と、おとりの鮎を買うのを忘れずに行ってくださいね!

絶景と綺麗な魚に癒されてきてください〜♪

    岡田万里奈

    釣り好き一家の一人娘です。アオイソメはもう噛みちぎれるレベルまできています。よろしくお願いします!

    【テレビ】
    テレ玉「フィッシング倶楽部」(不定期出演)
    釣りビジョン「釣りステ釣会議」(不定期出演)

    【新聞連載】
    日刊スポーツ 「オカマリの雨のち晴れ、いっつも釣り!」