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SPORTS  /  2018.08.31

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武豊が乗り続けた!『マーベラスサンデー』の魅力

みなさんこんにちは!競馬とお酒をこよなく愛するおっさん女子、河原まゆです。
「大好きなお馬さん紹介」第2弾、今回は武豊騎手が手綱を取り続けた、マーベラスサンデーくんについて語りたいと思います!!

デビューまでのマーベラスサンデー

まゆコレクションのマーベラスサンデーくん

父はサンデーサイレンス、母はモミジダンサー。サンデーサイレンスの初年度産駒であり、レベルの高い血統の持ち主であるが、貧弱な体付きでなかなか買い手がつかず…。

同じ牧場の大沢調教師を説得し、受け入れを取り付けてもらい、そして大沢調教師の計らいで、マーベラスクラウンの馬主が買い手になってくれたのです!

そんなマーベラスサンデー、なんと入厩するとめちゃめちゃ走る走る!!!

古馬のオースミタイクーンを楽々ぶっちぎる調教を見せ、オースミタイクーンの調教師が驚きのあまり「豊をのせてくれないか!」と直談判したほどのできごとでした。

こうしてデビュー前から武豊騎手が主戦に決まったということなのでした。

しかし、調教中に右脚の骨折が見つかり、放牧に出されていた最中に疝痛をこじらせてしまい生死の境を彷徨うことに…。

一命は取り留めましたが、デビューが大幅に遅れてしまいました。

悲願のG1、宝塚記念を制したマーベラスサンデー

もちろん宝塚記念の際のマーベラスサンデーくん

紆余曲折ありながらも、4歳2月の新馬戦に出走し快勝!
続く条件戦も勝利、遅れてきた大器と目されましたがまた右膝を骨折。

休養し、菊花賞戦線からの復帰を予定していましたが、今度は復帰戦への調教中左後脚を骨折し秋も棒に振ってしまいます…。怪我に苦しめられました。

結局一年間の休養を要し、初戦こそ4着でしたが、そこから圧倒的な強さを見せつけ6連勝!!

その中には重賞4勝も含まれ、とんでもない上がり馬がいる!と話題になったのです。

そしてGI初挑戦となった天皇賞(秋)では天皇賞春秋連覇のかかったサクラローレルに次ぐ2番人気に推されたのです。

しかし現実は甘くはなく、大きなロスのあったサクラローレルにすら先着できず4着に敗れてしまいました。

続く有馬記念では先に抜け出す戦法を取るも、サクラローレルの豪脚に切り捨てられ、2馬身半離された2着に終わり、サクラローレルに完敗…。

大阪賞を圧勝したりしながら、翌年天皇賞(春)に臨みます。

マーベラスは3番人気でしたが、前年王者の意地を見せたサクラローレルに差し返しを喰らい、その大外から末脚一閃強襲してきたマヤノトップガンにまとめて差し切られ3着に。

しかし次走、トップガンもローレルもいない宝塚記念はきっちり勝利!!悲願のG1制覇でした。バブルガムフェローを負かしての勝利なので誇って良い勝利!!

引退したあとも種牡馬として活躍しました。

マーベラスサンデーの好きなところ

かわいすぎる…。

掲示板を外さない安定感はあったが、超一流には何かが足りないというイメージがあるマーベラスサンデー…。

しかし私はマーベラスサンデーのなんだか可愛らしい三枚目のようなところが大好きです。

気性が激しいと言われていたが、実際はレース前になると騒ぐことなく、鞍上の武豊騎手も悪さをしない良い子と褒めるほど賢いエピソードもあります。

なのにパドックで気持ちよく放尿するとお茶目でマヌケなところがある…それなのにとっても強い。なんだか憎めないお馬さん!

栃栗毛なマーベラスサンデーくん、ぜひみなさんにも知ってほしいです!

河原まゆ(かわはら まゆ)

ゼロイチファミリア所属。
週プレ酒場のスタッフとして働いています。お酒と競馬をこよなく愛し、週末にはメインレースの予想をTwitter上で繰り広げています!
Twitter 【@_mayuuu___】