ANIME / 2018.12.08
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毎日に疲れたあなたに『前向きになれる漫画』2選
みなさんこんにちは、または初めまして! 虹のコンキスタドールの岡田彩夢です!
日常生活に疲れて嫌気がさしたり、現実の世界から逃げたくなったりすることって誰にでもありますよね…。
今回はそんなときにこそオススメな、優しい気持ちになれる漫画を紹介したいと思います!
まず1冊目は、夢の世界での優しいお話『さめない街の喫茶店』
この漫画は日常漫画でありファンタジー漫画でもあり、更にはグルメ漫画でもあり…!
色んな要素が詰まっていて、癒しポイントでは全力で癒してくれるのですが、シリアスな雰囲気が見え隠れするので飽きがこない漫画なんです!
ある日突然、眠ったまま目覚めることができなくなり「さめない街」に迷い込んだ主人公のスズメちゃん。そこにある喫茶店「キャトル」で働きつつ、そのお店のオーナーやお客さんと共に平穏で幸せな日々を送るお話です。
スズメちゃんは現実の世界で何か辛い出来事があったような表現があるのですが、スズメちゃん自身もそれを思い出そうとすることはなく、たとえ現実の世界に想いを馳せたとしても妹とのお菓子作りの思い出など幸せな出来事ばかり。
なんだか現実のことを思い出してはいけないような気がして、何も考えないようにお菓子を作るスズメちゃんが切なくて、でも夢の世界でスズメちゃんを取り巻く人間はみんな優しくて、読んでいて胸が締め付けられます。
現実の世界で何が起こったのか作中ではっきりとは描かれていないのですが、例えば表紙には夢の世界が、カバー裏には現実の世界の様子が描かれていたり、思わず読者が考察してしまうような情報が散りばめられていて魅力的です!
一見、スズメちゃんが夢の世界で幸せな日々を過ごす日常漫画なのですが、裏を返せば現実逃避をしていることにもなるので、その絶妙なラインが危うげで素敵だなと思いました…好きや…。
考察したくなるようなストーリーは勿論ですが、この漫画には他にも魅力がたくさんあるんです!
人物の絵柄が素朴なのに対し、背景や物の描きこみが凝っているところや、作中でスズメちゃんが作るスイーツや飲み物のレシピが毎話最後のページに載っているところも見どころです!
作者さんの描く食べ物が綺麗で美味しそうでお腹が空いてくる…。
そして各話のタイトルが、例えばスズメちゃんが苦手なブルーチーズの美味しい食べ方を教えてもらうお話だと「ブルーチーズ・レッスン」、このまま現実のことを思い出さず夢の世界で過ごしていて良いのだろうか?と思うお話だと「迷いのチョコブラウニー」というように、お話を読んだ後に見返すと気づきがあるようなおしゃれなタイトルなんです!
しかも扉絵がとても可愛い…。
現実逃避をしているときに諭されるようなことを言われたり怒られたりするのってあまり良い気分にならないけれど、この漫画は傷ついた心を優しいもので包んで癒すようなお話なので、疲れている方にこそ読んで欲しい漫画です!
そして2冊目は、「嫌い」だらけだった毎日が少しずつ「好き」に変わっていく『don't like this』
この漫画は、基本的に1話につき5ページほどなのでさらっと短時間で読めるのですが、短いながらも胸に刺さる1コマが多くて、読み終わった後にじーんときます。
主人公の吉田めぐみは筋金入りのインドア派で、 嫌いなものがたくさん。
海外在住の親戚がタダでよいと言うので引っ越してきた家も苦手だったけれど、元同僚から届いた「アナタの今の家は釣りをするのに最高の環境なのでは?」というメッセージをきっかけに、知らない場所へ1人で行ったり、初めての人とも交わるようになったり…!
苦手だった自分の部屋で初めて釣った魚を食べたとき、少しずつだけど確実に「嫌い」だらけの毎日に「好き」が増えてきたと感じるめぐみちゃんが、健気で尊いなぁという気持ちでいっぱいになりました…。
各話のタイトルには「don't like this ○○」というように、めぐみちゃんの嫌いなものが1つずつ挙げられているのですが、さらりと作中でそれを回収していくので、あっ○○ってこのことか!というように照らし合わせて読むのが楽しいんです!
読んだ後はなんとなく料理をしたり出かけたり、今までやったことがないものに挑戦したくなります…!
それくらいこの漫画は爽やかでささやかな明るさを与えてくれるので、例えば元気を出したり立ち直る気分になれないときでも、また明日から頑張ろうかなぁとほんのり思えるような素敵な作品です!
めぐみちゃんが1人暮らしの中で前向きに変わっていく漫画なので、最近引っ越しをしたり1人暮らしを始めた方にもオススメです〜!
嫌なことや現実から目をそむけて休むことも大切!
どちらの作品も癒しや明るさを与えてくれる漫画なので、疲れている時や寝る前に読むことをオススメします!
きっと明日からまた前向きに過ごせるように優しく背中を押してくれるはず!
まだ1冊しか発売されておらず手に取りやすいので、是非是非読んでみてください〜!
それでは、ここまでお付き合いありがとうございました!岡田彩夢でしたー!