ANIME / 2018.12.29
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中毒者続出!?『独特な世界観の漫画』2選

みなさんこんにちは、または初めまして! 虹のコンキスタドールの岡田彩夢です!
退屈な日常生活…ちょっぴり刺激が欲しいとは思いつつも、知らない世界に飛び込むのは怖いし、なかなか手が出ない…今回は、そんな方にオススメな漫画を紹介します!
まず1冊目は、虫を怖がるのは今日でおしまい!耽美に描かれる生物部コメディ『蟲籠奇譚』

転校生の夢飼ねねが校内を舞う蝶を追いかけて辿り着いた先は、 芋虫や蝶を偏愛する男が待ち受ける生物部だった…。
この漫画にはかなりリアルに描かれた芋虫や蝶がたくさん登場します。
に、苦手…!と思ったそこのあなた!!1話だけでいいので読んでみてください!!
独特な雰囲気に飲まれてこの漫画を読み終える頃には、芋虫や蝶のことが愛おしく可愛く思えてくるようになります。
主人公であるねねちゃんも例に漏れず、最初は虫のことを毛嫌いしていたのに、(慣れもあるけれど)1巻の最後の方では虫に自ら触れ、妄想の中で抱きしめてしまうほどに…!!
特に、生物部のマスコットキャラであるいもむーという巨大な芋虫がめちゃくちゃ可愛いんです…。
そんな他にあまりないようなテーマを取り扱ったこの漫画ですが、魅力はそれだけではありません。
耽美な絵柄で描かれる植物や人物がとても美しく、魅せるコマではまるで画集のようにしっかり魅せたり、可愛く芋虫のコスチュームを着せられたねねちゃんが登場したりもするのですが、そんな美しい絵柄とは裏腹に、漫画の基本のノリはコメディーなんです!!
勿論シリアスなパートではがっつりシリアスなのですが、耽美に描かれるコメディーがシュールで病みつきになってしまいます…。
また、読んでいると芋虫や蝶の知識がかなりの量で増えるので、雑学として学ぶのもアリです!
ねねちゃんは作中ではまともな人間寄りなのですが、生物部の部長である虫塚や、そのライバルである園芸部の部長がかなりの変人で、狂気さえ感じるほど虫や植物のことを偏愛していて、そんな登場人物のクセの強さもこの漫画の魅力なのです…!
少しでも気になってしまった方は、1話だけでも読んでみてください!
そして2冊目は、儚くて危うい関係が美しい異類婚姻譚『ばけむこ』

この漫画は素敵な萌え要素がたくさん詰まっているんです…たまらん…簡単に箇条書きで説明するとこんな感じです。
・人外×人
・あやかしもの
・男にも女にもなれる化物×男として育てられてきた女の子
・ 当然ものすごい年の差がある
・お互いのことが大好きでよく他の人に惚気ていてとても可愛い
・人と化物の間でしてはいけない決まりごとなどが多々あるが、2人は「夫婦だから」と破ってしまうので主人公が次第に人間離れしていってしまうところが切ない
・最高
萌え要素は幕の内弁当?!と思わず言ってしまうくらい詰まっているのですが、ストーリーも深くて…!
主人公は、赤手葬太郎。性別は女として生まれたものの、赤出家は女が早死にする呪われた血筋の家系のため、これまで男として育てられてきました。
あるとき通学中に神隠しにあい、人間の伴侶を探しているなめくじの元祟り神、銀書姫に会います。
銀書姫は、葬太郎が手違いで女ではあったものの、事情を知り、自分が伴侶になる代わりに呪いから守るという約束をするんです…。尊い!!
「なめくじゆえに雌雄同体、好きな方を選ぶと良い」と言ったり、「男とも女ともつかぬもの同士きっと似合いの夫婦になるぞ」と言ったり、銀書姫があまりにも寛容すぎるしこれは誰でも惚れますね。
葬太郎も銀書姫が暴走しかけると優しく宥めたり受け止めたりするのですが、お互いがお互いを肯定してあげて依存しあって生きていく様子が、儚くて綺麗で危うくて本当に素敵なんです…関係性萌え〜ッ…!!
「神様に捧げていいのは己の魂の半分まで」という掟があるのですが、夫婦だから葬太郎は全部捧げてしまうんです。
これによって銀書姫に一方的に魂を奪われることになってしまうので、葬太郎も銀書姫に何かを求めないといけないのですが、最終的に葬太郎が願ったことは「奥さん、新婚旅行って行かないの?」という…可愛すぎる…。
葬太郎の血筋に代々取り憑いているあやかしが本当に怖くて、邦ホラー映画のようなジメジメした恐ろしさがあるので、ホラー漫画でもあり、恋愛漫画でもあり…!一口では語りきれない魅力がたくさん詰まっているのでオススメです!(個人的には今年読んだ漫画のなかで1番自分のツボにハマりました)
人と人でないもの、男でも女でもあるもの同士が紡ぐ物語を是非読んでみてください!
日常生活のちょっとしたスパイスにどうぞ!
独特な世界観の漫画を読むとなんだか知ってはいけない世界のことを知ってしまったような気がしてドキドキしませんか?
紹介したどちらの作品にも虫が登場するのですが、不思議と読み終わった後はその虫のことが愛おしく思えてくるので、苦手な方にも構えず読んで欲しいです!何なら、それらが気にならないくらいお話も面白いので、是非手に取ってみてください〜!
それでは、ここまでお付き合いありがとうございました!岡田彩夢でしたー!