ANIME / 2019.02.06
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原作も漫画も読んでほしい「夜は短し歩けよ乙女」

どうも、ラストクエスチョンの御坂しのぐです。最近漫画が増えて本棚を整理していたのですが、昔からなんだか手放せない本っていくつもありますよね!内容がいいとか、思い出があるとか、理由は色々ありますが…。今回はそんな中から、不思議な世界観で何度読んでも魅了されてしまう、オススメの作品を紹介しちゃいます!
こじらせた学生は、その瞬間恋をした。

今回ご紹介するのは、「夜は短し歩けよ乙女」(原作:森見登美彦 漫画:琴音らんまる)です。
<あらすじ>
大学のクラブの後輩に恋をした「先輩」こと私は、なんとか彼女の目に留まらんとするため努力をするが…。天真爛漫な「黒髪の乙女」は、私の事などどこ吹く風!京都の街ではおかしな騒動が今日も巻き起こる。
独特の世界観にたちまち魅了される

元々男臭い小説を書いてきた森見さんが、このままでは男汁に沈没してしまう…!と、己の内なる「可愛い」を結集させて書いた小説がこの作品。(その可愛いパワーは絶大で、作者も怖くなるくらいの女子ウケをしたそうな…!)
京都を舞台に「先輩」と「乙女」視点で日々巻き起こる奇妙な事件は、毎度誰かをちょっと幸せにしながら進んでいきます。
元々こじらせた「リア充爆発しろ!」タイプの先輩がなんとかして「なるべく彼女の目に留まる作戦」を実行するも空回りする姿は…非モテな私には痛いほど刺さりましたね…(笑)
二人の恋の行方を見届けろ…!

不器用な先輩と、鈍感な乙女との仲は中々深まりません…。
最初は認知すらされていない先輩が、めげずに半ばストーカーのように(?)乙女と会おうと企む姿を見ていると、純粋に恋のパワーはすごいな…と感心して応援したくなります。
そして、中盤から加速する恋の行方は見逃せません!
作中で私が一番「可愛い!」と感じたシーンが待っています!そう、黒髪の乙女が恋を知るのです!その様子が、もう、もう!
読み終わる頃には、不思議な世界観と心地よく進む学生の恋に、思わず「青春っていいな…」と。
作品は名言ばかり!
文学的ながらユーモアのある文章が多く、読んでいて苦にならないのが原作の一つの魅力。そして漫画はさらに読みやすくワクワクさせてくれるのが特徴です。
さらに見逃せないのは、名言が多い!
「神様も我々も、どいつもこいつもご都合主義者だ。」
「ひとりある身はなんとせう!」
そんな言葉たちの波に魅了されたなら…あなたも電気ブランを片手に、先斗町を歩きたくなること間違いなし!